行こう、次のステージへ。
【日記】 2011.07.02
7/1より、弊社が運営する全てのオンラインショッピングサイトで、送料を全国一律399円に値下げしました。
これまでは本州四国が500円、九州北海道が900円だったので、かなり大胆な値下げをしたと自負しています。
さらに。 送料値下げを記念して、今月1ヶ月間は送料を全額ポイントバックし、「実質的に送料ゼロ円」企画を敢行します。
私は、値決めは経営だと考えています。
値段は一旦下げると、もう上げられません。というよりも上げたらお客様が離れていくことを覚悟せねばなりません。
この20年、日本の企業はデフレを乗り切るためにリストラに次ぐリストラで生産コストや販管費、人件費をギリギリまで下げてきました。
100円ショップなどはその好例で、コスト構造の限界への挑戦によって成せる価格設定でした。
しかし今後インフレになったとしても同じ商品を200円に価格改定することはできません。
だからこそ、安易な値下げではなく、2度と逆戻りはできない事を前提にした厳しい判断基準で値下げを行うべきだと思っています。
送料という性質上、いくら弊社だけがコスト構造の限界に挑戦してもダメで、運送会社の全面的な協力や梱包コストやピッキングコストの低減努力もかなり要求されます。
そういう意味では、2003年の会社設立以来8年越しの初値下げであり、8年間かけて出荷件数を地道に増やし、小さな節約努力を積み重ねてきたからこそできる送料改訂でもあるのです。自画自賛っぽくなってしまいました。笑。
我々は、大海に手漕ぎの小舟で乗り出す小さな小さな海賊のようなもの。
進む度にいろいろな問題に出くわし、その都度ゼロから勉強しながら何とか乗り越える。
答えなんてわからない事ばかりだし、そもそも絶対的な正解なんてない。
1人1人仲間を増やしては失敗を重ねながら1人前の海賊に自ら育っていくしかない。
時に、理不尽にも大海賊に狙われたり、やっと積み重ねた宝箱を失ったり、少ない食糧をなんとかみんなで分け合って次の島まで漕ぎ続けた事も。
それでも海は自由で夢があって見える景色がたまらなく美しいから、懲りずにまた舟を出しては次のステージへと向かって行く。
「実質送料無料」。その先にある全国のお客様の商品を開封した時の笑顔を胸に、これからも勇気をもった経営判断をしていきたいと誓った7/1でした。