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Roots Online Shopping Group

グルーポン徒然

】 2011.02.24

もはや私ごときが語る余地もない程、多くを語られているグルーポン。

ほんとに私ごときが、なのですが、小売業を営む者としては色々とモノを申したくなるサービス。

別におせち問題がどうとか、先日のたいやき屋さんの事件がどうとか言うのではなく、
ビジネスモデルとして、小売業者としては首をかしげたくなります。

グルーポンの特徴によく言われるのが
 ・フラッシュマーケティングの集客効果
 ・機会損失解消(空席を減らせる)
 ・認知向上効果
 ・新規客をまとめて獲得できる効果
 ・クーポン以外の追加注文による売上増
 ・集客予想計画が立てやすい
 ・成果報酬型による安全性

のあたりでしょうか。これらをここで1つ1つ論破するつもりはありません。

なかなかロジカルに出来ているビジネスモデルだとは思います。

唯一、割引率50%以上という条件を除けば。

今や50%OFFでは反応が悪いようで、60%OFF、75%OFFなんてのもよくみかけます。
更にこの他にグルーポンに支払う手数料が売価の50%とか。
つまり、正価の実に75%以上が流出する前提のビジネスなわけです。

真っ当な商売をされている方であればこの数値が異常な数値だと思うはずです。
真っ当な商売をしていればいるほど。

75%以上が固定で流出するということは、光熱費などのミニマムコストを考慮すると原価15%以下でしょうか。

これで成り立つのは原価のかからない一部のサービス業やセミナー業か、ボッタクリ系の飲食業のみではないでしょうか?

この手の話をするとよく対論に挙がるのが、この75%は「広告費」である、という説。

広告を打って新規客を獲得し、その後のリピートでコストを回収するというのは広告の常道だと思います。
しかし、この手法で集まった顧客は、果たして定価でリピートするでしょうか?

またグルーポンの盲点として、退蔵益ビジネスだという点があります。

これこそが創立1年半で企業評価額が13億5000万ドルに達した秘密。

つまり、クーポンを先払いで購入したけど使わずに期限を迎える人が必ず一定数発生するから、そこで収益が確保される、というもの。

小売業を営むものとして、この退蔵益モデルというものがどうも腑に落ちません。

おまけ的要素の強いポイントビジネスや、使用期限が無いからこそ資産として使わずに保持し続けるカード類なら、それが退蔵してしまうのも腑に落ちます。

しかしモノをお客様に販売する時に、そもそもの発想として退蔵益を目的とする、というのは商売道として疑問を隠しえません。

定価の60%OFFで大量販売したクーポンを、なるべく使われずに期限経過して破棄されるのを期待しているレストラン。
65%OFFのエステコースを多数販売し、混雑により予約が入れられずにクーポンをムダにすることを期待するエステサロン。

店とお客さまの信頼関係とは、そんなものではないはずです。

そもそも、退蔵益とはお客さまの信頼を損耗する種の発想に思えてなりません。

信頼と信用で成り立つ商売道に、そもそもそのような発想を持ち込んだこと自体が、すべての元凶のように思います。

勢いづいて長々と論じてしまいました。
グルーポンにまつわり相次いだ騒動から思うことを徒然なるままに書いてみました。

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