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老人とフラ

】 2010.12.30

ヘミングウェイのようなタイトルを付けてみました。

去る某日、91歳になる祖母が週2回通っているデイケアセンターよりお招き頂いて、クリスマス会のゲストとして我が家のフラガール3人と共に巡業して来ました。
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3人とも500人規模の大舞台には慣れていても、手の届く距離の数十人規模の人前で踊るというのは緊張するらしく、5歳の次女がいつになく緊迫した雰囲気でステージが終わるまで大好きなお菓子も口にしなかったのには、ちょっとしたプロ根性を感じてしまいました。

合計3曲という短いステージでしたが、80歳~90歳代がメインの観客勢は大きな拍手をするわけでもなく、ただ黙々と眺めている風で、中には寝ているかのように見える方もいたりして、流石にこのご年配になるとそんなものかなあと大舞台での観客との違いを感じながら観ていました。

ところが。

終わってステージを下がる刹那、寝ているかのように見えたおばあちゃんが弱々しく立ち上がり、涙を流して絶賛してくれたり、ハンカチで涙を拭うおじいちゃんおばあちゃんがたくさん現れたのです。

体力も気力も年齢と共に衰え一見すると何も感じていないかのように見えたおじいちゃんおばあちゃんたちは、その実、我々と同じかそれ以上にしっかりと心で観、聞き、感じていらっしゃったのです。

我々若輩者には想像もつかないような苦悩と悲哀の時代を生き抜いたこと、その中で糸を紡ぐように積み重ねた人生の喜びや楽しみ、遥かな年月の中で織り成されたさまざまな喜怒哀楽を、目の前のフラを見ながら重ね合わせていたのかもしれません。
年齢に関係なく、感動する心も感受性も若々しくあるその姿を見て、ただただ心が洗われる想いでした。

私はおじいちゃんおばあちゃんっ子として育ったせいか、老人が好きです。なぜか一緒にいるとほっとするというか、言葉で表現できない包容力と寛容さが、なんだかとても心地よいと感じるのです。

もはや自力ではあまり動くこともできない「老人」と、生命の躍動を身体で表現する「フラ」やタヒチアンダンス。

対極にあるかのような2つが、同じ空間、同じ時間にさまざまな想いや人間模様を共有し、1つの感動が創造されたその瞬間、幼い頃に感じていたあの心地よさや安心感が強くよみがえってきて、時空を超えた感動に満ちた、大切な1日となったのでした。

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