顔
【日記】 2010.12.18
昨日、弊社システムの根幹部分を作って頂いている会社様と打ち上げを兼ねた忘年会でした。
青春時代よく仲間と遊んでいた池袋東口は街の様相もだいぶ変わり、賑わい方や人並みの層も20年前とかなり趣きが異なっていて、寂しいような嬉しいような感覚でした。
その会社の敏腕WEBデザイナーさんが「ウコンの力」を人数分持って待ち合わせ場所に現れた時には、その機転と配慮に関心しつつも、先方のみなぎるヤル気を感じて、こちらも何かが吹っ切れたようなとても楽しい気持ちで忘年会をスタートさせて頂きました。
予てより尊敬しているその社長。
面白おかしく色々なお話しを延々とさせて頂いて、ふと気づいたことがありました。
それは、顔。
とてもいい顔をしていらっしゃる。(変な意味や気持ちはありません…w)
私は、 『 顔にはその人の人となりが表れる 』 という考え方を持っています。
見かけで人を判断してはいけない、というのは重々承知しているつもりですが、私が前職で3000人以上と濃密な合宿研修を行った経験上、特に成人以降の顔にはその人の人生や考え方、性格、生き方が如実に表れると思っているのです。
そもそも動物には顔や目つきで相手を判断する能力が備わっています。
ライオンや虎など自分を食べる危険のある肉食獣も、蛇、蜘蛛など毒をもった動物も、簡単に言ってしまえば、怖い顔をしています。
それは我々に与えられた防衛本能であり、彼らが怖い顔をしているというよりは、自分にとって危険な動物の顔は、怖いと認識するように出来ている、と言ったほうがいいのかもしれません。
ロバや羊、牛など草食動物の顔が穏やかで優しく映るのも然りでしょう。
それとまったく同じ事が、人間同士にも言えるのだと思います。
やはり人間には天性の防衛本能があって、悪事で捕まった人の顔を挙げるまでも無く、何か悪いもの、悪い感情、危険なものを持っていると、それが顔に表出します。
同様に、その人の内面の美しさや優しさ、深さ、真摯さ、まっすぐさや真面目さも、すべて顔に出てくると思うのです。
社長がいい顔をしている、いい気を感じるのは以前から思っていたことですが、色々とお話をさせて頂いて、彼が何を信じているか、どれだけ周囲の人に敬意と感謝をもって接しているか、人の悪いところを見ず良いところを見るようにしている感じを知るにつけ、なるほどな、とその顔に表出するもののほんの一端を垣間知ることができたような気がしました。
思えば、ここ最近の弊社スタッフの顔についてもそうでした。
最近、落ち着きのある大人のいい顔になってきたなと思っていたら、やはりそのように内面が変わり、成長していたわけです。
顔には色々なものが表れますが、優しさと弱さは違います。強さと怖さも違います。これらを混同してしまうから、薄っぺらい強さを怖さで代弁しようとしたり、浅い優しさが弱さに映ってしまったりするのだと思います。
しっかりとした器にしっかりとした強さと優しさを持っていたいものです。
これからも、いい顔をした仲間たちと、いい顔をしたお取引先様と、いい仕事をしていきたいな、と思いを新たにした忘年会だったのでした。