師走
【日記】 2010.12.05
暦が12月に変わると、昨日までが嘘のように、街が急激に年末ムードになりますね。
オフィス街の居酒屋ではいかにも忘年会らしい集団を毎晩たくさんお見かけします。
先日、残業で遅くなったとある日。
中華店のカウンターで一人晩御飯を食べていると、隣のテーブル席で盛り上がっていた同世代くらいの大企業社員と思しき4人組の話題が聞くとはなしに聞こえてきました。
内容は仕事中の効率的なサボり方、会社の方針への文句、社長・部長・上司の愚痴や悪口、同僚の足を引っ張るような暴露話…。
私が言うのも何なのですが、それを聞いていて何だか切ないなあ、、、と。
彼らは社員バッジや話し方から推測するに、世間的に高学歴と言われる集団だと思います。推測どおり私と同世代なら、あの厳しい就職戦線を勝ち抜き有名企業に入ったエリートでしょう。
…実にもったいない。
彼らの能力も、彼らの時間も、お互いに悪影響を及ぼし合っている関係も。
こうして書いていて、彼らの上司でもない赤の他人なのにずいぶんと偉そうな事を書いているなあと、我ながら思います。しかしやはりどこかで発言せずにはいられない衝動にかられます。
私も大企業で働いた経験があるので、彼らの気持ちはわかるつもりです。大企業特有の閉塞感や不自由さ、理不尽な事や報われない事も多いと思います。周りには自分より優秀な人たちも多くいるでしょうし、納得の行かない評価や辞令、叱責を受けることも一度や二度ではないのでしょう。
でも。
人生は一回限り。 リセットボタンも無ければ、LIFEの1upも無い。
誰もが生まれる境遇や環境は選べません。
そういう意味では人生は不公平なスタートだと思います。
五体満足かどうか、生まれる国、どんな親の元に生を受けるか、病気の有無、容姿の優劣。
この世に生を受けるまで、或いは物心つく頃までは、自分に選択肢はまったく無いと言っていいと思います。
ある意味で、まずは全ての不公平を「受け入れる」事から始めるしかなく、時に受け入れがたい事をも受け入れられるかどうかが未来を大きく変えるのだとも思うのです。
人生や環境を恨みながら過ごすのか、理不尽な状況をも自分の責任と捉えて未来を変える為に過ごすのか。
どちらも同じ一回限りの人生なら、答えは明らかです。
境遇が不平等でも、時間は万人に平等です。
それなのにせっかく平等に与えられた人生の時間を、恨み嘆いてみたり、ヒトの悪い部分ばかりを見たりして過ごすのは、あまりにもったいなさ過ぎる。
生きていけば天災としか思えないような人生のトラブルや障壁もやってきます。
何で自分だけがこんな目に…、自分の責任ではないのに…、あのヒトのせいで…、という事も多いかも知れません。
でもそこからどう行動するかの選択肢は、いくらでも自分で作り出すことが出来るのです。
本当に不満なら転職することも起業することも自由。そこまでしなくとも上司に勇気を以て提言することも、転属を申し出る事も出来るはずです。
それらの行動を1つも取らずに現状を受け入れているのであれば、それはその現状を自分で選択した、という事に違いありません。選択したのであれば、多少の不平不満はすべて飲み込んで、その中で自分をベストに生かせる道を探すしかないはずです。
昨日亡くなった方が、どうしても生きたかった今日という日を、不満や人のあら探しにばかり使っては罰が当たります。せっかく生きている時間を不機嫌に過ごすことも然りです。
あ。ずいぶんと熱くなり長々と書いてしまいました。
自制の意をたっぷりとこめて、師走の風が漂い始めたとある夜に感じた事を記してみました。
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