お参り
【プライベート】 2016.01.01
占いや予言めいたものを信じません。
むしろ、一方的に、無責任に、「今年は転職するべきです」などとのたまい、人の人生を大きく左右して金銭を収受する占い師の輩は詐欺のようで好きになれません。
厄年という風習も、海外に行けば無関係なわけで、ずっと半信半疑な感じでいました。
親友達に率いられるように成田山に厄除け参りに行った昨年正月。
お祓い後にいただいたお神酒をその場で一気に飲み干してやりました。仏様と差し呑みしたくて。
あれから一年。
振り返れば、確かに厄年めいた事柄も次から次へとたくさん起こりました。昨年の正月は元気だった最愛の祖母も四月一日に亡くなりました。
でも、人生を賭した新しい挑戦は、感謝してもしきれないくらいありがたい状況にあるし、相変わらず私の体は頑丈で、病気ひとつしなかったし。
結局のところ、毎年毎年悲喜交々なわけで、悲の方向にも喜の方向にも、例年より振り幅が大きくなるのが厄年なんじゃないかと思ったりもしています。
人生は、自分が思っているよりもだいぶ短そうな気がしているので、そろそろ亀の歩みも兎の走りに変えなければいけない頃合いかもしれません。
もう会えなくなってしまった愛する人が増えて行くにつれ、何故だか無性にそんな焦りを実感します。
仏様に目をつけられないように、今年もやつらを集めて成田山に行ってくることにします。